カテゴリ:音 - Africa( 245 )

New Disc : "Vangaza!"

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 今年は新譜を全然紹介できない(呑みに出かけたり、美術館や映画に行く余裕もないくらいなので)。オランダ SWP から届いた新作 Beian Chilala & Ngoma Zasu "Vangaza!" もそんな1枚。一言で紹介するなら、軽やかなザンビアン・ルンバってところかな?


(アメリカの Alastair Johnston さんが早くも http://muzikifan.com でレビューしている。それより、このアルバム、ジャケット写真で損しているような気がするなぁ。)






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by desertjazz | 2015-07-06 23:51 | 音 - Africa

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 Alhaji Chief Kollington Ayinla のファーストがCD化!?

 遠藤斗志也氏作成のディスコグラフィー(http://endolab.jp/endo/EAAyinla.html)の冒頭にあるアルバムが遂にリイシュー。過日CDが流通したセカンド?と同様にスカスカなフジで、笛の音にずっこける。何より声が若い若過ぎる。まるで少年みたい。これは別人なのか?それとも単にピッチが狂っているだけなのか? とにかく貴重な録音だ!

 本日限定入荷中。渋谷へ GO !!






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by desertjazz | 2015-07-06 22:22 | 音 - Africa

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 ちょっとばかり昨日の話の続き。今回のパリでもアナログ盤を扱っているレコード店を数軒だけチェックしてみた。アフリカ音楽やジャズに関しては、探しているブツに出会っても、高いし、コンディションも良くないし、というのは日本と同様。

 それでもまずまずの収穫はあった。例えばこれ。

 ・ Super Rail Band Buffet Hôtel de la Gare de Bamako. Volume 1 & 2


 1983年にリリースされたこの2枚、実は持っていなかった。しかし、コンディションの良いレコードは見たことがなく、そんなレコードを時たま目にしても取り引き価格は100ドル前後と高いて手が出せず。

 ところがパリの某店で、ジャケットもレコード盤もレーベルもほぼピカピカの準未聴盤が2枚で 55ユーロ(約 7000円)。これでもまだ高いと思ったし、それほど珍しいレコードでもないのかも知れないけれど、自分にとってはまあお買い得だったかな。

 Super Rail Band は "Super Rail Band du Bamako"(1995年)が大好きで、その後にフランスで観たライブも堪能した。けれどもこのバンド、個人的にはどうもイメージが良くない。多分最大の理由は Sterns からリイシューされた CD6枚セット(2枚組3セット)の音が「眠い」こと。リマスターされた音が気に入らなくて、それぞれ一度だけ聴いてそれっきりになっている。(Sterns 盤には他にもいくつか問題点があるのだけれど、人によっては些細なことなので、ここには書かない。)

 ところが今回アナログで聴き直して、Rail Band は 80年代も結構良かんだったなと今さらながら感じた。特にギターやオルガン、サックスなどによる揮発なインプロビゼーションがとてもいい。

 やっぱりアフリカ音楽の音も、リマスター/ノイズ・リダクションされた音に比べたら、アナログのオリジナルの方が断然勝る。音楽の聴こえ方が断然違うんだよな、…と毎度のごとく感じた。これは当然の話でもあり、またかなり思い込んでいる部分もある。CD には CD の良さもあるので、たまには聴き比べもして冷静・的確な判断ができるように自分の耳のコンディションを整えよう。






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by desertjazz | 2015-05-12 21:00 | 音 - Africa

Haruna Ishola のレア盤?

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 ここ最近、アフロ・ポップのヴィンテージ盤の高騰振りは凄いですね。ひとりのアフリカ音楽ファンとしては、アフリカものへの興味が高まるのは嬉しいことなのだけれど、売り方/買い方/取り上げ方がちょっと異常なのでは?という気も。渋谷 HMV や Disk Union のアイテムを見てみても、自分が買える値段のものは皆無。コンディション悪くても数万円。シングル盤も1万円前後。そして、先日某エチオピア盤に45万円と値付けされていたのには目眩が(世間にはそれだけ金持ちがいるのかと思ったり、レコードに人生捧げている人が結構いるのかと思ったり)。

 見た目ボロボロ(ダメージ・ジャケット/盤質Bくらい)でも数万円で取引されているレコードを、自分はそれぞれシルード盤でかなりの枚数まだ持っている。なので、今は買い時ではなくて売り時なのかとも考えるこのごろ(トレード用にストックしているのだけれど、本当に必要としている方に差し上げることが理想なのかも知れない)。アフリカ音楽の魅力に取り付かれて、90年代後半からアフリカ各地でレコード探しをしたから、レア盤/シールド盤を集めることができたのだろう。世界中の強烈なディガーたちがアフリカをサーベイしている話を聞くと、自分はギリギリ良いタイミングで探し歩けたように思うし、今アフリカに戻ってもまた同じくらい見つけ出せるかどうか分からない(トンでもないブツを見つけて来る自信のようなものはあるのだけれど)。




 買うもの/買えるものがなくても、レコード店で漁るひと時は楽しい。どうせ手が出せるブツなどないだろうと思いながら、久し振りに渋谷 HMV をチェックしてみたら、アパラ・キング、ハルナ・イショラ Haruna Ishola のレコードが数枚。彼の録音は初期の Decca と自身のレーベル Star Records くらいかなのと思ったら、Phonodisk 盤というもあるのですね。遠藤さん作成のディスコグラフィーを参照すると 70年前後と思われる作品が2タイトル掲載されていた。Phonodisk 盤は見たことがなかったけれど、珍しいのかどうか分からない。居酒屋で飲むくらいの値段だったので、一晩考えた上で買って帰った。声が若々しくて、これは新鮮なイメージ。Star 盤(SRPS 27)も持っていないものだったので、一緒に購入。

 以前にも書いたかと思うけれど、自分はネット通販もオークション・サイトも滅多に(ほとんど全く)利用しない(そうした時間はないし、財力もない)。なので、自分の足で歩いて時おり思わぬ収穫物に出くわすのが楽しい。言うまでもなく、レコードの探し方は人ぞれぞれですが…。

(ナイジェリアの古い音源は CD-R であれこれリイシューされているけれど、よっぽどのことがなければ、これらには手を出さない。50〜70年代の音はアナログ盤で聴きたいから。音を聴くだけなら大概ネットで可能だし。)


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 ところで、レコードをビニル袋に入れて、それを紙袋に入れて、さらにそれをポリ袋に入れるって何か意味があるの? 余計なお世話かもしれないけれど、やり過ぎでは? 取りあえず、今後レコードを買いに行く時にはマイバッグ(エコバッグ)を持っていこう。






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by desertjazz | 2015-05-11 00:00 | 音 - Africa

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 パリの Lampe Fall でご推薦いただいた CD をもう1枚。アディウーザ Adiouza の "Li Ma Doon"。

 「ほら新作あるぞ。これも欲しいだろ」(再び推測)「これ、セネガルなの?」「そうだ」(再々推測)。パリ北駅近くにあるハイビスカス Hibscus あたりが制作していそうなフレンチ・カリビアン風のジャケット。あるいはポル語圏アフリカか。この手のモノって決まって外れ。少なくとも自分が気に入ったことがない。そう思いつつも、パリにはなかなか来れないので買って聞いてみた。

 うーん、やっぱり特に惹かれるところはないな。6トラック目の "Mama" でもう呆れてしまった。

 ところが、最近聴き返してみたら、、、これは案外いいじゃない! サバールのビートが常にベースにあってンバラには違いないのだろうけれど、正統ンバラと言うよりは、ンバラを一要素として活かしたポップ・ミュージック。フレンチ・カリビアン風のアレンジあり、"Samba Mbalax" なんて曲もあり、冒頭曲では Lady Gaga が歌い込まれていて、もう何でもあり。汎大西洋ポップとでも言えようか。("Mama" はクイーンの "Bohemian Rhapsody" をまんまカバーした、ンバラ・ロック。これはやり過ぎでしょう。)

 何より Adiouza の伸びやかな声がいい。かなり歌えるし。ヴィヴィアン Viviane N'Dour をグッと上手にした感じ(?)

 クレジットを見ると「ママの Coumba Sidibe とパパの "OUZA" に MERCI」と書かれている。ということは、彼女は Ouza の娘? 調べてみたらその通りだった。道理で血統がいい訳だ。ついでに書くと、作曲とキーボードで参加している Cheikh Lo は彼女の兄(今年のスキヤキで来日予定の Cheikh Lo とは勿論別人)。


(参考)・ DISCOGRAPHY OF OUZA


 自分が知らなかっただけで、Facebook には彼女の Fan Page が出来ているし、このアルバムからも PV がいくつもアップロードされている。

 ・ "Li Ma Doon" 

 セネガルのレディー・ガガか? 爆裂するサバール含めてカッコいい!

 ・ "Ndaanane"

 爽快なンバラ。映像も気持ちいい。

 ・ "7 à 77ans"

 父娘の共演。Ouza は 1947年生まれなので70歳近いけれど、まだまだ元気そう。

 ・ "Cey Love"

 ・ "Samba Mbalax"


(どうでもいいんだけれど、彼女、ダンス下手だなー。)




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 "Li Ma Doon" は 2013年のリリースのようなのだが、彼女は 00年代から活動していて、今作以前 2008年?に "Maadou" というアルバムも出している。ここでも Ouza と Cheikh Lo が全面参加しているようだ。

 ・ "Nobel (Carmen)" これもやり過ぎ? いや悪くないかも??






 これでパリで入手したセネガル関連盤はほぼ聴き終えて(まだカセットなどが残っているけれど)、そのうちで取り上げてみたい作品は一通り紹介できたかな。

 やっぱり自分はセネガルのンバラが大好きなのだと思う。Fela Kuti のファースト・レコーディングなどを収録した編集盤 "Highlife On The Move" ですら、まだ聴いていません。






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by desertjazz | 2015-05-06 00:00 | 音 - Africa

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 パリ18区、バルベスのマグレブ店を巡った後は、いつものごとくシャトールージュ界隈のアフリカン・エリアへ。ドゥードゥヴィル通り rue Doudeauville にあるセネガリーズ・ショップ Lampe Fall を訪ねるのも毎度のこと。この店、年々 CD/DVD の品揃えが悪くなっているのだけれど、店内に入ってさすがに驚いた。ディスクを陳列する棚が3分の1くらいに減っていて、その代わりに食料品の山が! この店でさえもう音楽だけでは商売にならないということか。

 未入手盤を一通りピックアップしたところで、店のオヤジ、テーブルの影から次々とブツを出してくる。Fallou Dieng や Omar Pene をチェックしていたからだろうか、並べられたのはンバラのアルバムばかり。「どれもいいよ」(推測)と言うので全部買ってきた。

 ・ Pape Diouf "Rakkaaju"
 ・ Nder & le Setsima Groupe "Mbegel Rek"
 ・ Sidy Smab "Adayi"
 ・ Birahim "From Medina"
 ・ Ousmane Gangue "Mi Arti - de retour"


 いずれも極めてオーソドックスなンバラ。でも、そこがいい! 1枚だけお薦めするとするなら Sidy Smab かな。チョーン・セック Thione Seck とのデュエット曲が気に入った。チョーン・セック、変わらず素晴らしい歌声です!

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 ちなみにこれらの CD のパッケージは、2つ折の紙にディスクを挟み込んでいるだけ。コンパクトなのはいいけれど、無駄にデカイし、サイズも不統一。確かにこれでは店内にディスプレイもしにくいことだろう。

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 今回買った Fallou Dieng & le DLC の2枚(Fallou は Youssou N'Dour 直系のシンガーでお気に入り)。"Licii Jamano" のクレジットを見ると "PRODUCTION LAMPE FALL" と書かれている。Lampe Fall が CD 制作も行っていることは初めて知った。


(追記)

 Lampe Fall のウェブサイトもあった。もっと早く気がつけば活用できたかも?(もう4年くらい更新されていないようだ。)

 ・ Lampe-Fall.com






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by desertjazz | 2015-05-05 18:00 | 音 - Africa

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 アフリカの女性シンガーの中でダントツで好きなのが、マリのロキア・トラオレ Rokia Traore とセネガルのクンバ・ガウロ Coumba Gawlo。ロキアは世界的スターの座まで登り詰めたので、彼女に関する情報は随時届く。対してクンバの方はアルバムのリリース状況もよく分からない。なので、彼女の2013年作 "L'album Live - 23ans de Succes" をパリで入手できたのは嬉しいことだった。

 それにしても、『ライブ・アルバム - 成功の23年間』と題された?このアルバム(もちろんライブ録音ではない)、尋常ではないクオリティーだ。ンバラ・ラヴァーにとっては聴いていて卒倒しそうなほど素晴らしい。

 まずはトラックリストをご覧あれ。

 (1) DJessy   8:07
 (2) Kouy Feug   7:40
 (3) Bidew Bi   8:10
 (4) Dieureudieuf Forever   7:49
 (5) Dagouléne Ma DJinn   7:39
 (6) Diami Sénégal   7:30
 (7) Weuy Wallu   5:37
 (8) Wax Nay Leer   8:51
 (9) Sister Kheuthieul   6:46
 (10) Yobaléma   5:17
 (11) Lamb DJi   9:07
 (12) Ndyaye Mbissane   5:16


 一見して気がつくのは長尺曲の多さ。全12曲なのにも関わらず、トータル約1時間半、CD2枚組という大作になっている。伝統楽器ハラム Xalam の音色が印象的な冒頭曲は Fatou Kine Mbaye との掛け合いで、クンバ・ガウロへのプレイズ・ソングかのように聞こえる。もうこれが凄過ぎて、身体が震えてくるほど。続くトラックも、煽り立てるサバールの響き、男性シンガーとの丁々発止の掛け合い、伝統色とモダンさのブレンド、とにかく隅々までが素晴らしい最高のンバラ。彼女が 1998年にリリースした "Yo Male" はアフロ・ポップ史上の大傑作だと思っているのだけれど、このアルバムはそれに匹敵するくらいのクオリティーだ。

 私が彼女に惚れ込んでいる一番の理由はその声の美しさ。名曲揃いの "Yo Male" で出会った彼女の伸びやかな歌声はいまだ全く変わっていない。かなり金属質で、絶叫調でもあるのだけれど、時にはストレス感じさせるワスルの歌い手とは違ってとても心地よい。その肉声と対面した時、どのように響くのだろう。一度直に会って聴いてみたいし、ライブも観てみたいものだ。

 最初の2曲の PV があったのでリンク。ご試聴の価値ありです(セレブ感たっぷりな "Kouy Feug" がちと残念。いやガウロ姫、美しくなったな。気取り具合も様になっている)。




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 2015年リリースの最新作 "Sen Gawlo Yeksina" もパリ、シャトールージュでゲット。これも充実作です。





 これら2タイトル、高かったけれど見つけられただけ買い集めて El Sur Records に届けた。でもさっさと売り切れたかな?





 このディスコグラフィーもリニューアル/情報追加したい。

 ・ DISCOGRAPHY OF COUMBA GAWLO SECK

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 ディスコグラフィーに掲載していないものなど、他にこんな作品もリリースしている。クンバ・ガウロも全部聴きたいと思って見つければ買っているのだけれど、きっとまだまだありそうだ。






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by desertjazz | 2015-05-05 00:00 | 音 - Africa

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 ファーダ・フレディ Faada Freddy のソロ・アルバム "Gospel Journey" の関することは断片的にばかり書いてきた。そろそろアルバム・レビューとライブ・レポートもある程度まとまったものを書いておこう。まずはファーダと彼のアルバムについて。




 ファーダ・フレディはセネガルのヒップホップ・トリオ、ダーラ・ジェイ(ダーラ・ジー)Daara J のメンバーのひとり。アフリカン・ヒップホップにもギャングスタ系が多い中、彼らはポップで爽やかなサウンドが特徴とする。そもそもグループ名が「School of Life」を意味するくらいだから「健全なサウンド」なのも自然なことだろう。ラップと歌ものとのバランスも良く、ラテン風味の "Esperanza" などは名チューンだ。

 そんな彼らはセネガルのトップ・グループに登り詰め、海外にも進出。私も過去、フランス(アングレーム)、イギリス(ロンドン)、東京、シンガポールの4カ所で彼らのステージを観ている。アルバムのサウンドと同様、心と身体が自然と弾むものだった。

 これまでカセットとCD合わせて10作ほどリリースしてきたが、その後アラジマン Lord Alajiman が脱退(理由は不明)。現在はファーダとンドンゴ D Ndongo D の2人組として Daara J Family の名前で活動。アルバムも1枚リリースしている。

 ・ DISCOGRAPHY OF DAARA J(未更新版)




 Daara J も2人になってしまって、ちょっと勢いが落ちたかなぁと思っていた。ところが、昨年くらいからファーダのソロ・ライブがフランス各地で大受けであることを偶然知った。そして今年の春、待望のアルバム "Gospel Journey" をリリースすると発表し、話題を集めることに。

 CD が発売になる前からネットを通じて繰り返し試聴。すっかり気に入ってしまったものの、日本には一向に入ってこない。フランスのサイトから購入しても高くなるので、フランス旅行まで少しの間だけ待ってパリで購入することにしたのだった。




 "Gospel Journey" のコンセプトは "Only Voice and Bodies, No Instruments"。つまりメンバー6名(男5、女1)は、楽器は一切使わず、声と身体だけで音楽を構成している。声の要素としては、歌とコーラス、ビートボックス以外に、口笛を吹いたり、カズーを模したり、ホーミー風に歌ったり。ボディー・パーカッションも数パターンのハンドクラップ(手拍子)、フィンガースナップ、胸打ち、膝打ち、足踏み、等々と多彩。胸打ちは胸にマイクを仕込んでキックっぽい音に加工している。

 ゴスペルと謳いながらも、本格的なゴスペルというよりは、ゴスペル風ポップ・ミュージック。ほぼ全て英語で歌っており(一部でウォロフ語も)、1曲 "Slow Down" で総勢20名ほどの大コーラスも加わるが。

 このアルバム、とにかく曲が良くて(クレジットを見るとファーダが関わった曲は少なく、書き下ろしが多いのか、それともスタンダードも含まれているのか分からなかった)、楽器レスとは思えないほどにサウンドが豊かで、そしてとことん楽しい。そのことは、言葉を通じた説明を読むより、実際の曲を聴いてもらった方が早いだろう。まずはアルバムでもライブでもハイライト・ナンバーの "We Sing In Time""Slow Down" からどうぞ!

 この作品、アフリカ出身のアーティストがユニバーサルな極上ポップスを作り上げたという点では、自分の中で、ソマリア出身の K'Naan や南アの Nakhane Toure やガーナの M.anifest などと同列に位置している。




 ところで、パリでは通常盤 CD より先に 10インチ・ジャケット仕様の限定版を先に手に入れた(トップの写真)。その中味はこんな感じ。

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 CD と DVD の2枚セットになっている。DVD では "We Sing In Time" などのクリップが収められているのだけれど、PV はパソコンの画面で観るよりも大画面のモニターで観た方がいいね。生憎ブックレットがついていなかったので、後で CD 版も買うことにしたけれど。

 10インチ版と一緒に EP ボックス "Untitled EP" もゲット。中にはこんな具合にオマケがいろいろ入っている(1曲エディットされた3曲入り。iTunes でも音だけは買えて、そちらは4曲収録。)

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 ちなみに、価格は 10インチ版が25ユーロで、EP ボックスは5ユーロ。全部買い取ってこれば良かったかな?




 パリで観て来たライブはアルバムに勝ってさらに素晴らしかった。オーディエンスがあそこまで熱狂したライブも個人的にはほとんど記憶にないほどだったし。(詳細後日 → 日にちを遡ってアップしました。

 このファーダのショーは来年あたり日本のどこかのフェスに招いたらきっと盛り上がるのではないだろうか。 いやそれ以前に悩ましいことは、"Gospel Journey" のリリース元がどうやら日本との取引がないらしく、未だに CD が日本に入ってこないこと。こうなったら自分でライナーノートも書いて配給したいくらい。まっ、時間の問題で、そろそろどこかが日本に輸入してくれることでしょう。





 さてさて、絶好調のファーダ・フレディーなのだけれど、Daara J Family のセカンド・アルバム "Fundation" を間もなくリリースすると発表。こちらも楽しみです!

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by desertjazz | 2015-05-04 20:00 | 音 - Africa

(帰国して以降、ブログをじっくり書く時間がありません。せめてもと思い、パリでの入手盤を聴いて少しずつでも紹介していくことにしましょう。)




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 今回のパリ滞在中にも18区シャトールージュ界隈にあるセネガリーズ・ショップを巡って最新CDをチェック。一番に探したのは Youssou N'Dour の "Grand Bal 2013"。Youssou の作品は一応コンプリートに集めようと思っているので…。パリ・ベルシー体育館でのライブ盤、2013年版もCDとDVDで絶対にリリースされている。そう確信して訪ね歩いたものの、全く見つからない。不思議だ。

 その代わりに見つけたのが "Fatteliku" という2013年にリリースされた4曲入りCD。「未発表曲集」とも書かれている。これが結構良かった。

 1曲目はハラム風の弦楽器が主旋律を奏でるセンチメンタルなナンバー。2曲目はサバールが快活なンバラ。3曲目はシンセの音と弾むビートがいかにも Super Etoile de Dakar らしいンバラ。4曲目はウォロフの伝統曲をベースにしたスタンダードのリメイク。

 ・ Youssou Ndour - "Souvenirs"(2トラック目の PV)


 Youssou のヴォーカルは快調で、全体的にセネガルの弦楽器の音色が印象的で、名作 "Nothing's In Vain" のサウンドを連想させ、そのアウトテイク集といった趣も。

 Super Etoile のメンバーとしてクレジットされているのは総勢16名。その中にバンマスの Habib Faye の名前もリードギターの Jimmy Mbaye の名前もないので、アルバム・リリースを念頭にしてのレコーディングではなかったのだろう。

 Youssou はこの春、オーストラリアの WOMAD に出演したが、Neneh Cherry と "7 Seconds" をデュエットした映像を見て正直萎えてしまった。けれども、手癖レベルでまだまだこれくらいの作品は軽く作ってしまうようだ。ならば本気勝負した新作も聴いてみたいものだ。


(これは若干数、渋谷 El Sur Records にお届けしました。どなたかお買いになりましたか?)






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by desertjazz | 2015-04-29 22:00 | 音 - Africa

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 ファーダ・フレディ Faada Freddy のソロ新作 "Gospel Journey"、ホントにいいなぁ。

 コンセプトはヴォイスとボディ・パーカッションのみによるサウンド。シンギング、ラップ、コーラス、シャウト、口笛、肉声ビートボックス、そしてハンドクラップとフィンガースナップ、など。胸を叩く音はキック/ベース的なビートを生み出す。それらが重なって生まれるヒューマン・サウンドは実に音楽的。楽器レスとはとても思えない。もうペンタトニックス Pentatonix 対抗馬筆頭と断言してもいいくらい。

 なぜフランス語ではなく英語なのだろうかと思ったが、それは「ゴスペル」だからなのだろうか?

 ファーダの Gospel Journey はフランスで人気沸騰しているらしい。今年夏のフェスにも軒並みブッキングされている。うーん、どこかの会場で直に聴いてみたい。けれど、チケット取るのは至難かも知れないなぁ。


 ところで、アルバム・ジャケットの2人は男の子だと思い込んでいたのだけれど、双子の姉妹で、似た所のない2人はアルバムの音楽の「二面性」を象徴しているらしい。そのことをこのインタビューを読んで知った(しっかり読んで記事を書きたいところなのだが、全然その時間がない)。

Interview FAADA FREDDY « l’Afro- péanisme c'est maintenant » !


 今週中には CD を入手できそうなので、しばらくはこれを聴いて我慢かな?

 ・ Faada Freddy "We Sing In Time"






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by desertjazz | 2015-04-04 22:00 | 音 - Africa