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Dubai / Maroc 2010 (8) : Rayan

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 ファッシフォン Fassiphone のアーティストで好きなのは、ジャラル Jalal El Hamdaoui を別格として、次はバッカル Bakr、そしてシェブ・ラヤン Cheb Rayan。実はこの3者、共同制作も多いのだが、それぞれのリーダー作の異なる個性に惹かれている。脳天直撃トランシーなレッガーダを爆発させるジャラル、レッガーダの極上キラーチューン連発するバッカル、バラエティー豊かなスタイルのポップで聴かせるラヤン。最近のアルバムのトータリティーでは、もしかするとラヤンが一番か。なので、マラケシュを離れる前日にラヤンの2枚を新たに見つけられたのは幸運だった。

・ Cheb Rayan "Yalemmima Ferhi"
・ Rima & Rayan "Dana Dana"

 シェブ・ラヤン Cheb Rayan / الشاب ريان(本名 Berroho Othman)。モロッコ北部、タンジェ生まれのライ・シンガー(1980年2月18日生まれ)。アルジェリアのシェブ・ハスニに憧れて歌手を目指し、ウンム・クルスームからも大きな影響を受けているという。リーマ Rima とデュエットした 'Dana Dana' がスマッシュヒットし、その後マグレブ圏での人気を高めるに至る。

 経歴を要約するとこうなるが、聴いて連想するのはハスニよりもシェブ・マミ。マグレブに限定されないインターナショナル・ポップとしての大きな魅力を感じる。

 "Yalemmima Ferhi" は全曲自身の書き下ろしで、アレンジャーとしてジャラル(2曲)とバッカル(3曲)が参加。リーマとの双頭アルバム "Dana Dana" は、彼をスターダムにのし挙げたそのタイトルチューンが冒頭に収録されている。'1, 2, 3 Soleils' を模したかのようなエレクトロ・オーケストレーションなど、多彩なアレンジも聴きどころ。

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・ Rayan "Ma Chérie ..."

 3年前に入手したアルバム(データベースで確認すると購入日は2007年11月8日)。作はジャラル4曲、ラヤン6曲。ジャラルは全トラックのアレンジも担当し、冒頭の 'Golou l'mama' ではシンガーとしてもフューチャーされている。続く2トラック目はリーマとの再演(?)。

 "Dana Dana" はまだリーマの方が役者が上といった印象だが、"Yalemmima Ferhi" と "Ma Chérie ..." の2作はとにかく素晴らしい。レッガーダ、バングラ、ラガ、クワイト、ラテンの祝祭、そしてしっとり歌い込まれるライ。正直、声そのものにはさほど魅力を感じない。ハレド、ハスニ、マミをいいとこ取りし、サウンドスタイルのボーダーから拡散していく雑食性旺盛なダンス・チューンが彼の持ち味。そんなサイバー・ポップがもたらすパーティー気分に心を許すのも悪くない。





by desertjazz | 2010-12-08 08:00 | 旅 - Abroad

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 今回の旅は特に音楽を目的としたものではなかった。もちろん当地でシャービやレッガーダなどのローカルな音楽にたっぷり浸る機会があれば申し分ない。しかし、数ヶ月前から探ったものの、マラケシュもカサブランカもラバトもフェズもイベントやライブの情報は皆無。実際マラケシュに入ってからも、特別なライブスペースなどはないという話だった。

 マラケシュには6泊滞在したが、おかげでひたすらのんびり過ごすことになる。本気でレコード探しをすることはなく、CDショップに出向いたのも、ようやくマラケシュを離れる前々日になってから。自分がモロッコの音楽には疎いため、なおさら足が向かなかったということもある。

 ジェマア・エル・フナ広場には、ドライフルーツ/デーツ屋やジュース屋と並んでCDショップが2つ、また広場の周囲には5〜6店が居並ぶ。これらの店を覗いてみて、まず目につくのはファッシフォン Fassiphone 盤の多さ。フランスでレッガーダを「発見」し好きになったアーティストの未入手盤や、ジャケからなにか匂い立つものを感じた作品などに加えて、Kadim Al Sahir、Samira Said、Elissa といった定番どころも購入。まあ、1枚200円なら聴いてみようかと思った次第である。

・ Kadim Al Sahir " (unknown) " (2009)
・ Samira Said "The Best of Samira Said" (2010)
・ Elissa "Tesadae Bimin" (2009)

 しかしこうした大物たちの作品がファッシフォンからリリースされているのは、一体どういった契約になっているのだろう(Cheb Mami や Dahmane El Harrachi など古い世代の大物もぞろぞろ)。ROTANA (www.rotana.net) とライセンス契約とクレジットされているが。謎だ。

 もっと謎なのが1枚20ディルハム(約200円)という安さ。このベルギーのレーベルの同じCD、バルベス(パリ)やベルザンス(マルセイユ)で買うのとは数分の1の値段(フランスでは1枚1000円程度する)。どう見ても正規盤っぽいし、10枚買ったら1枚サービスしてくれたのもフランスで買ったときと一緒。やっぱり謎だ。

 だが、よーく見ると盤面やインレイには Casablanca や Fes といった文字が印刷されている。その印刷もフランスで流通しているCDに較べると明らかに質が落ちる。モロッコのファッシフォンがコピー生産しているということなのか。インレイの細かなデザインと見開きのスリーブ、そしてフィルムでシールドされていることから、ブートではないと思う。しかし、モロッコにファッシフォンのブランチがあるという話は聞いたことがない。ますます謎だ。

 いずれにしても、ちょっとばかり聴いて楽しむ分には、これで十分だろう。

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 Samira Said はケバイ時代のディスクも1枚購入。残念ながら CD-R。



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 CD-R ならば、これもマラケシュで買ったもの。Dahmane El Harrachi のCDはフランスで見つける度に買っているが、このアルバムはこれまで聴いた中でベストなのではないだろうか。冒頭の 'Ya Rayah' がとりわけ素晴らしい。(このディスク、El Sur あたりに入ってきたことがあったかも知れない。それは自分がレコードをほとんど買わなくなっていた時期だと思うので、正確なことは不明。)





by desertjazz | 2010-12-07 07:00 | 旅 - Abroad

Dubai / Maroc 2010 (6)

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11/20 (Sat)

 鉄道駅からタクシーでメディナへ。西側の門を抜けてすぐ、Dar Moha の近くのホテルにチェックイン。日本から結構な長旅だった。軽く夕食を取ろうということになり、早速ジェマア・エル・フナ広場 Place Djemaa el Fna まで出かける。

「この広場こそがマラケッシュの中心であり、わたしがこの邑に期待していたもののすべてであった。」
「夕暮れから夜にかけての広場は、まさに驚異そのものを体現している。」

 ーーー 四方田犬彦『モロッコ流謫』P.115

 旅の直前に再読した四方田のエッセイは、ジェマア・エル・フナ広場の妖気と活力を感じさせる見事な情景描写で、私の期待も自然と高まる。辿り着いた広場は、屋台/売店のエリアと大道芸のエリアとにほぼ二分されている。個性豊かな大道芸、グナワやシャービの音楽といった、広場の楽しみの数々は後日にまわして、今夜は屋台で腹ごしらえ。

 執拗な客引きを振り切り、適当に座ってハリラ(スープ)やブロシェット(串焼き)などを試す。だが、それらは感動を誘うようなものではない。何かが足りない味なのだ。もっと足りないのはアルコール。ビールすら飲めないことに猛烈な飢餓感がつのる。また、周囲を見回しても同じ料理を出す店ばかり。同じ屋台村ならば、アジア、例えばタイやインドネシアのそれの方が数十倍楽しい。

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 それでも、何とはない周囲の熱気が自身に移り込み、微かな興奮を覚える。向こうからはカルカベやダルブッかの混沌としたビートが響いてくる。この広場の神髄はやはり暗闇の中で繰り広げられる芸と音楽なのだろう。

 その後も滞在中に幾度か食事のために広場まで繰り出した。しかし今度は屋台ではなく、広場を取り囲むレストランに席を取り、そして似たような料理を注文。屋台の群から溢れ出る光と煙はまるで沸騰しているかのよう。眺めていると不思議な安らぎも感じる。一方で同時に抱くのは補いようのない欠落感。マラケシュの料理はアルコールとの相性が断然良いと思う。だが、この街についてそう語るのは、野暮なことなのだろう。

(トップの写真は 11/23 に撮影)





by desertjazz | 2010-12-06 06:00 | 旅 - Abroad

Dubai / Maroc 2010 (5)

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11/20 (Sat)

 18時半、定刻より15分遅れでマラケシュ駅到着。とても清潔で奇麗な駅舎、というのが第一印象。ダカールやバマコの駅のみすぼらしさなどとは較べるまでもない。やはりここはヨーロッパか。

 頼んでおいた車を探しに外に出る。途端にタクシードライバーたちが次々寄ってくる。しかしそれは聞いていたほど鬱陶しいものではない。同じアフリカでも、ダカールのヨフ空港で取り囲まれたドライバーとガイドの数に較べたら可愛いものだ。そんな一事にもアフリカ的なるものの薄さを感じる。

 マラケシュはちょうど雨上がりらしく、まだ濡れた路面に光が反射して、その中に駅の建物の美しさが映える。写真に収めたいという思いが頭をよぎるが、ここは先を急ぐことに。

 初体験の国での最初の目的地到着は夕方になりがちだ。まだ用心が肝要。未体験の土地では、自身の感覚でその危険度を察知し量る必要があると考える。1995年、ジンバブウェのハラレ初夜は、到着直後にトーマス・マプフーモのライブ情報を掴んだもののホテルに止まった。会場が郊外らしく場所が掴めなかったこともあるが、まだ自分の危険度センサーが調整できていないと考えたから。1999年、ダカール初夜には、深夜タクシーを飛ばしてチョーン・セックのライブクラブに馳せた。このときには自己の感覚を信頼でき、チョーン・セックとの立ち話まで楽しめたのだった。

 しかし、「痛い」思い出がある。1994年、メキシコシティー最初の日のこと。夕方、ホテルに辿り着いた時には、移動の疲れで意識が冴えない。それでも、初めての国への好奇心と空腹を満たす欲求から、ホテルからすぐそばの街の中央広場ソカロまで繰り出した。これが誤り。凶器をもった2人組に襲われ、殴られるという失態。血を拭って宿に戻るが、何を口に含んでも液体が頬から流れ出る。縫うという発想がなく、口元に開いた穴は2週間塞がらなかった。その傷は今も顔に残っている。


 マラケシュ滞在を存分に楽しんだ後、カサブランカに戻るためマラケシュ駅を再び訪れる。やっとこの建築物をカメラに収めることが叶った。しかし、初対面のときの印象には遠く及ばない。本当に美しい風景とは記憶の中にだけ留まるものなのかも知れない。


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by desertjazz | 2010-12-05 05:00 | 旅 - Abroad

Dubai / Maroc 2010 (4)

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11/20 (Sat)

 12時50分、カサブランカのムハンマド5世空港に到着。イミグレはスムーズ。しかし荷物が全然出てこない。空港に隣接する駅から鉄道で移動する予定でいたので、少々やきもきしたが、14時発の列車の1等車に乗り込むことができた。マラケシュまで3時間15分、200ディラム(約2000円)。

 カサブランカ郊外の乗換駅(L'Oasis)まではボロの車両だったが、乗り換えた列車の座席は1室6名のコンパートメント。アメリカやカナダから一時帰国したと話す道楽子息風の、あるいはサウジアラビアからの若者が揃って、ここだけ賑やかに。シートに余裕があったので胡座をかいたら、目の前の娘が興味を示してきた。

 その列車、L'Oasis 駅には約20分遅れの到着で、そんな長閑さが残されていることに心が和む。現代の長距離移動は、飛行機と新幹線と深夜の高速バスばかりになり、何と味気ないことだろう。昔は何かと情緒があった。SLの時代にはトンネルをくぐる度に窓をしめたり。「青春18切符」を使って、深夜列車(勿論、寝台列車などではない)で東京から大阪、そして九州まで行ったりもした。

 広州行きで切符を「無くして」帰国できたこと。3日間車内に缶詰にされて北京から蘭州まで移動したこと。二度体験した昆明〜成都間の高原鉄道の絶景。中国を鉄道で巡った記憶も蘇る。

 飛行機や長距離バスに乗るのも嫌いではない。あの運ばれている感覚が気持ちよい。もしかしたら、旅が好きというよりも、ただどこかに向かって進んでいるという感覚を楽しみたくて、それで出かけているのではないかと思うことさえある。

 そんな移動感、やっぱり鉄道が一番だ。マラケシュ行きの鉄道は時速80kmくらいだろうか。新幹線よりもずっと遅いので、まだ人間の生理に合っていて、その分風景をゆったり眺められる。

 窓外を流れる風景は、どこかに似ている。少し考えて、それがパリ〜マルセイユ間の風景を連想させることに気がついた。進行する速度はまるで違うが、TGVに乗っている気分になってくる。それくらい似た田園風景だ。モロッコの土地はヨーロッパと繋がっている。そのような思いを運びながら、列車は南に下っていく。


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by desertjazz | 2010-12-04 04:00 | 旅 - Abroad

Dubai / Maroc 2010 (3)

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 ドバイではモールと空港のレコード店を覗いてみたものの、さしたる収穫はなし(CDより Blu-ray が多い)。例外はフェイルーズ Fayrouz の新作 "Eh Fi Amal" とウンム・クルスーム Umm Kulthūm の格安ボックスくらいだった。後者は、BOX 1 が16枚、BOX 2 が15枚、BOX 3 が15枚(14枚だったかも)で、それぞれ15ディルハムほど(約3400円)。3セット全部買っても1万円強なので、一瞬迷ったが見送り。たとえ買っても、重いし、聴かないだろうし、これでコンプリートでもないだろうから。いや、それ以前に、クルスームの音楽を十分理解していない者が、こういった価格破壊に反応してしまうのは、彼女に対しても彼女の歌を愛する人々に対しても失礼であるようにも思えたのだ。

 20世紀を代表するエジプト/アラブ圏の女性歌手としては、クルスームやフェイルーズ、同じくレバノンのアスマハーン Asmahan が断然有名だと思うが、ライラ・ムラード ليلى مراد ( Layla Mourad / Leila Mourad / Laila Mourad / Layla Morad ) もかなり知られた大物歌手/映画スターである。調べてみると、彼女の父親はモロッコのユダヤ人とのこと。今回マラケシュではライラ・ムラードのコンピレーションを新たに2タイトル見つけた。

・ Layla Morad "Habeb Kalbe" (Fassiphone 6111245618609, 2009)
・ Leila Mourad " (タイトル不詳) " (Marocainmedia 415-628-10, ? )

 前者はファッシフォン盤なので、入手はさほど困難ではないだろう(余りに安いのでブートかと思ったのだが、インレイなども見開きでしっかり印刷されているので、明らかに正規盤)。後者は電話番号からマラケシュのレーベルと類推される。

 彼女のCDは1999年の EMI 録音の復刻シリーズ(Virgin 盤)以来なのではないだろうか。このシリーズ、アラブ古典を手軽に楽しめるので、フランスで買い集めた。リリースからもう11年になるのか。
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・ Layla Mourad "Sanatain" (Virgin 724384836627, 1999)

 帰国してから毎夜、久し振りに彼女の歌声を楽しんでいる。たまにはこういったエジプトの古典歌謡もいい。




 入手盤は後でまとめて紹介しようかとも思ったが、一部は旅の時制に関わらずに、先行して取り上げてみることにした(音楽関連の情報もたまには挟んだ方がよいかと考えた次第)。





(追記/雑記)
by desertjazz | 2010-12-03 03:00 | 旅 - Abroad

Dubai / Maroc 2010 (2)

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11/18 (Thu)

 退社後に関空へ。深夜便なので、勤務を終えてからでも余裕十分。23時半発のエミレーツ便でドバイへ。エミレーツに関しては長所・短所がそれぞれ多くて、そのあたり書いておきたいが、取りあえず後回し。結論としては、もう乗りたくないかな。しかしエチオピア再訪問を検討していて、もし実現させるとなるとエミレーツ便になりそう。

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 機内のTV & Audio の充実振りには驚かされた。エコノミーでもディスプレイは大きいし、とにかくチャンネル数の多さは驚き。ほとんどのアーティストと各曲にもいちいち説明がついている。

11/19 (Fri)

 午前4時半、アラブ首長国のドバイ Dubai 着。今日はエアポートホテル Premire Inn に1泊して身体を休める。イミグレがうんざりするほど怠惰で長蛇の列。結構待たされたが、ホテルには6時半に到着。泊料+30%で Early Check-In、エアポートホテルだと、こういった対応がスムーズだ。

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 ホテル内で朝食後に少し仮眠を取ってから、ホテル発着のフリーシャトルで近所のモール City Center へ。ペルシャ料理の昼食とウィンドウショッピング。スパイスやお菓子の華やかなレイアウトにクラクラ。土産に買って帰りたい気持ちをなんとか我慢する。短いながらも旅はまだ始まったばかり。

11/20 (Sat)

 2時起床、読書。5時チェックアウト。7時50分発のフライトでモロッコのカサブランカへ。

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 ドバイ自体には観るところなしという印象。どこから見ても、SFチックというか、積み木細工というか、模型都市というか、なんだか笑ってしまう。

(帰路、機内で映画 "Inception" を観ていて、ドバイの光景と二重写しになってしまった。)







by desertjazz | 2010-12-02 02:00 | 旅 - Abroad

Dubai / Maroc 2010 (1)

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 今回のモロッコ旅行は、「3年連続アフリカ行き」の第一弾。久し振りにアフリカに行こうと思いついたのは、昨年のアフリカ旅行が流れたのもあるけれど、そろそろラストチャンスではないかと感じたから。体力面も含めた諸条件的に、遠出がいつ困難になるのか分からない。

 これまで8度のアフリカ旅行での訪問国は、セネガル、マリ、ナイジェリア、エチオピア、ウガンダ、ケニア、ザイール(コンゴ)、ザンビア、ジンバブウェ、ボツワナ、南アフリカ。一応アフリカの主要国は概ね訪れることはできたものの、北アフリカ/マグレブ域は未体験ゾーン。モロッコ旅行は何度も計画しながら、その都度予定変更してしまってきた。今回は長い休みが取りにくかったこともあり、ブラックアフリカではないものの、懸案のモロッコの地を踏んでみる気になった。

 そして、旅に出たもうひとつの理由は、現場の音/リアルな音を感じる必要を痛感しているから。かなりなまでパッケージ・メディアを楽しめるようにはなってきたが、「完全復帰」にはまだ遠い。やはり「閉じ込められた音」を聴くだけでは飽き足らなくなっているのだろう。レコードを聴くための時間や小遣いがあるなら、それらをもっとリアルな体感のために振り向けたいと思う。

 異国の音楽に興味があるからには、そうした音楽が生まれる現場にまで辿り着くことが理想。だが、それは簡単ではない。それでも、出かけて行って、自然のさざめき、街の響き、人々が交わす言葉などから掬い取れるものは大きい。それは音に限らず、暖かみ/冷たさだったり、香り/臭いだったり、風の柔らかさや大地の揺らぎだったりする。

 録音芸術の素晴らしさやライブの魅力は十分認めた上で、自然や都市が浴びせかけてくるものに対する皮膚感覚ももっと大切にしたい。それが、インドネシアのバリの森や、アフリカの砂漠と熱帯林や、さらには世界中の都市を繰り返し訪れることで、自分が学んだことだと思う。また、これからの旅での大きなテーマでもあり続けることだろう。





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by desertjazz | 2010-12-01 01:00 | 旅 - Abroad

Dubai / Maroc 2010 (0)

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 今回の旅で印象に残ったのは、マラケシュ(とその周辺)の「静けさ」と「静かさ」、建築と屋内装飾におけるライティングと配色が素晴らしさ、そして「猫の楽園」といったところだろうか。ジャマ・エル・フナ広場 Place Djemaa el Fna の混沌とした音の坩堝とは、まるで対局をなすような「静寂」がとりわけ感慨深かった。マラケシュのサウンドデザイン観察に面白みを見出した、そんな旅だったのだと思う。

 山頂付近に雪を頂く4000m級の峰を見つめながらのドライブ(写真)では、澄んだ空気の美味しかったこと。思わず大声で叫んでしまい、やまびこの響きも楽しんだ。これからしばらくは、音をめぐる思索・雑感の諸々なども交えながら、少し綴っていってみたい。

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by desertjazz | 2010-11-30 00:00 | 旅 - Abroad

Back to Japan...

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 今夕、帰国。とても良い旅になった。

 音のバリエーション。
 色のコンビネーション。
 光のコントラスト。
 それらを心行くまで堪能し、記憶に刻んだ。

 さて、一体何から語り綴ったらよいのだろう。


 (Photo : Marrakech to Casablanca)









by desertjazz | 2010-11-28 23:00 | 旅 - Abroad