Yangjin Lamu

 台北では CD ショップに行く時間などなかったが、ちょっとしたひろいものがあった。

 適当なカフェを探して歩いていると、チベットの店が目に入ったので、何となく店の中に入ってみた。そしたらCD試聴コーナーがあり、そこにバンジョーを抱いた若い女性の写真が目に入ったので、ここ数年バンジョーづいている自分としては気になって、何となく試聴してみたら、これがヒット! 一瞬フランス在住のベトナム人フンタンを連想させるような、まるで子守唄を聴くような心地よさ。台湾在住のチベット人女性の凛とした美しい声がまず魅力的で、彼女のチベット的民族性(フォーク性)とギターやバンジョー、マンドリンなどの少ない楽器(時折ジジェリドゥも聴こえる)による音の(欧米的な)フォーク性とのクロス具合/無国籍性も味である。

 央金拉姆 Yangjin Lamu

・ "央金 - 西藏天籟女聲"(2006)
・ "DHARMA FLOWER" (2007)
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 ジャケットを見ても分かる通り、セカンドの方がぐっとプロダクションレベルが上がっている(楽器の音の面白みもこちらの方が勝る)が、ファーストの素朴なサウンドの方が好みだ。彼女は音程が不安定気味で、声量も足りないので、絶対音感をもつような人には音痴に聴こえるだろうが。彼女のことはこれまで知らなかったけれど、ライナーを読むと来日経験もあるとのことなので、結構名の知られた存在なのかも知れない。
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# by desertjazz | 2009-10-09 01:17

Lo Còr de la Plana

 ルー・クワール・デ・ラ・プラーノ Lo Còr de la Plana の音楽は、ステージで歌い演奏される時に放たれる「響き」に大きな魅力を感じる。
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 南仏マルセイユを拠点とするこの男声ポリフォニーコーラスグループの音楽編成はとてもシンプルなものだ。6人の声、パーカッション(ベンディールとタンバリン、合わせて4つ)、それに手拍子と足踏みだけである(下手のふたりは足踏み用に踏み板を使っている)。一見野暮ったい印象の男たち6人のコーラスの響きがまず素晴らしい。時にユニゾン、時にハーモニー、時に複雑なポリフォニーを奏で、変幻自在に変化していくのだが、リーダーのマニュ・テロン Manu Theron の朗々とした逞しく男性的な歌声を中心とした響きが何とも美しい。
 今回観たコンサートの会場は台北の中山堂のホールで2000人以上収容する大きさ。その分だけ地声の響きが素晴らしく、マニュたちもその響きを味わいながら歌い楽しんでいる様子がうかがえた(残念ながらメンバーひとりがインフルエンザで入国できず、5人編成だったが)。特に、ブレイクした瞬間の余韻の美しさ。もちろんPAを使用し、エフェクターでディレイもかすかにかけているのだが、そうした効果もより良い方向に現われていた。
 また曲ごと、あるいは連曲の構成がどれも見事なもので、毎度感心させられる。聖歌のように静謐に始まったコーラスがやがて高まっていき、ベンディールや手拍子や足踏みが加わって熱くなっていく。最後にはグナワ的なトランシーに達する。手拍子やパーカッションのパシパシとした鋭い響きが溜まらない。そしてさらに足踏みの重低音が心臓を突き上げてくる。
 こうした音楽性は、マニュが様々な土地の音楽を研究し、南仏、北イタリア、さらにはジプシーやマグレブの音楽まで取り入れて組み立てていった、とてもオリジナリティーを感じさせるものだ。
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 ただし、彼らのアルバムを聴くと、こうした特性が十分には伝わってこないことを残念に思う。CDというパッケージメディアのもつダイナミックレンジをライブパフォーマンスのそれとを比較しても勝ち目はないし、ホールに広がる余韻も望むべくもない。しかし、ルー・クワール・デ・ラ・プラーノの音楽はダイナミックレンジや余韻を十分に味わえる環境で聴いてこそ、より一層味わえるものだと実感している。
 
 このように思わせる理由は別にもある。それは音を少しいじりすぎていると感じられることだ。録音作品では、多様なゲストを招き、さらに様々なエフェクトを駆使して、彩り鮮やかな作品に仕上げていっている。その分だけ、ポリフォニーコーラスの表現するものが減じられているとは感じないのだが、コーラスの音自体がまなって聴こえてしまって仕方がない。
 というのも、最新作(セカンド)"Tant Deman" の曲の録音はマスタリング前のヴァージョンとデモヴァージョンも受け取っているのだが、古いバージョンの方が良く聴こえてしまうのだ。彼らのライブのハイライトで演奏される 'La Noviota'(マルセイユでは、フロアの客たちが手をつなぎ、フロア一杯大きな輪を描いて走り回るような輪舞が起こった。オックミュージックのコミュニティー性を直に目にしたように思い感動したことを覚えている)などは、最初のヴァージョンの方が遥かに良い。コーラスもパーカッションもくっきり響いていて、とにかく気持ちがいい。彼らはもっと彼らの持ち味をストレートに表現した作品を作るべきではないかとさえ思ってしまうほどだ(ただし、彼らのライブを体験することによって、アルバム作品の素晴らしさがもっと理解できるようになり、より楽しめるようにもなった)。

 今回はこの「響き」をもう一度直に身体で感じたくて、台湾まで飛んでいった。そして、それだけの価値は十分にあった。



 わずか48時間の短い台北滞在だったけれど、自分にとってはマジカルモーメンツの連続だった。とりわけ感動したのは、打ち上げの席でのこと。右隣に座っていたサム Sam Karpienia は終始上機嫌で時々歌いながら呑んでいて、自分の耳元30cmの距離で彼の生歌を楽しめたのは何とも幸せなことだった。今度は目の前に座っているマニュも、少し遅れてそれに合わせて歌い出す。そして周りにいるメンバーたちも、テーブルを叩いたり、手拍子を打ったりして、ポリフォニービートを奏でてふたりの歌を盛り上げる。つられて自分も一緒に手拍子を打ち出したのだけれど、そのときの心地よさと嬉しさといったら、ちょっと言葉にはできないくらいのものがあった。この瞬間の記憶は一生忘れられないだろう。
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# by desertjazz | 2009-10-09 00:27

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 Sam Karpienia(2009/10/4)

 Lo Cor de la Plana も Sam Karpienia も今回が2度目のライブ体験だったけれど、最も強く感じ、また再確認したことは、彼らが素晴らしいライブグループ/ライブバンドであるということ。どちらもライブでこそ本領を発揮する。このことは、直に彼らのライブを体験しないことには絶対に分からないことだろうと思う。これまでたくさんの音楽を聴いてきたつもりだけれど、彼らのステージには特別なものを感じる。その素晴らしさはどうやったら伝わるのだろう。
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# by desertjazz | 2009-10-07 02:26

MMF in Taipei

 台北でのコンサートが開催されたのは、西門エリアの中山堂。その内容をまとめるのに時間がかかりそうなので、それまではちょっとした小話を披露してみようかとも思う(関係各所にお礼を書こうとした矢先に、しばらく連絡を取り合っていなかったあちらこちらからメールやら郵便物やらが届いているところで、礼状を書く時間もレポートをまとめる時間もない)。

 旅の記録をまとめる先に、毎度すぐに次の旅のプランの続きについて考え始めてしまう。実は今もそうした状態。

 台湾滞在中は面白いことばかりだったので、忘年会で一気に披露してもいいかな、とちょっと思案中。
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# by desertjazz | 2009-10-07 02:10

MMF in Taipei

 先ほど台湾から帰国しました(台北の空港を離陸してから4時間未満で自宅に着いてしまったので、外国に行ってきた気があまりしない…)。
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 Lo Cor de la Plana
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 Habib Koite
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 Manu & Sam
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 Manu & Sam
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 Grand Finale 

 ライブミュージックを楽しんで、美味いものを食べるだけが目的の、2泊のみの短い滞在だったけれど、かなり中味の濃いものになった。特にフェスの最後は Manu Theron 率いる Lo Cor de la Plana と Sam Kampienia のバンドが合体して、Manu と Sam が Gacha Empega の曲を歌うという、日本を発つ前から期待していた通りの展開! Gacha Empega は Dupain 結成前の Sam が Manu と組んでいた3人組グループなのだけれど、このふたりがデュオで歌うのを直に観られるなど想像したこともなかった。それが台湾で実現するなんて、自分にとっては奇跡的出来事。「今、世界中の歌手のうちで好きな声は?」と問われて思い浮かぶ3人の中のふたりが Manu と Sam なので、自分にとってこのシーンはとても感動的だった。

 Sam と Manu から打ち上げに誘われたので、会場まででかけていったら、ここでも楽しいことの連続。気がつけば、Habib Koite と Manu と Sam と一緒にひとつのテーブルを囲んで呑みながら語りあうことに。途中で失礼しようとしても帰してもらえず、結局お開きとなった今朝3時まで呑んでいた。
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 四方山話はたくさんあるのだけれど、まあそのうちに。嬉しい話をひとつだけ紹介しておくと、 Lo Cor de la Plana が今年12月に来日し、(たぶん)東京や大阪など4カ所でコンサートを行う予定とのこと。これは Manu Theron 本人が教えてくれたことです。
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# by desertjazz | 2009-10-05 18:50

Oai Star

 Oai Star 2006(期間限定公開)
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 ここを拝読(人様のブログを全文読んだのは数ヶ月振りかな? トピックがワイスターのこととなれば、読まないはずがない)。ここ数年の Massilia Sound System のライブを(DVDも含めて)観て Gari のフロントマンとしての活躍を認め、ワイスターの新作を聴いて Lux B がいなくなったことの大きさと残された Gari の迷いのようなものも感じたので、對馬さんの記述には同感。2006年に一度だけ体験したワイスターのライブはこの上なく楽しいものだったので、Gari たちには新たな成功を期待したい。完全復活を心から願っている。
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# by desertjazz | 2009-10-03 00:18

Sufjan Stevens

 昨日デヴィッド・シルヴィアンの新作と一緒に買ったのはスフィアン・ステーヴンスの2004年作の "Seven Swans"。彼の作品は大体聴いたつもりだったのだけれど、これはまだだったと思ってのこと。そして聴いてみたら、正に期待通りの音。まだ雪景色になっていない分、"Manafon" 以上かも知れない。
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 興味が湧いてネットで検索してみたところ、何と今月(10月)2枚の新作 "Run Rabbit Run" と "The BQE" がアメリカでリリースされる予定であることが分かった。日本盤も出るのだろうか。先にリリースされたゲスト作 Welcome Wagon は宗教色が強すぎて、個人的には気持ち悪くて辟易したのだけど、今度は期待していいだろう。

(追記)

 Sufjan Stevens もバンジョーのプレイヤーであることを思い出した。Moussu T e lei Jovents でも Bruce Springsteen の Sessions Band でもバンジョーが重要な役割を果たしており、自分はその音に聴き惚れたのだった。昔からカントリーが苦手だったためか、かつてはバンジョーの音が好きではなったのにも関わらず、この夏は Pete Seeger を繰り返し聴いたり、楽器店でバンジョーを物色したりするまでになった。我ながら不思議な心変わりだと思う。

(10/1, 23:40)
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# by desertjazz | 2009-10-01 02:00

David Sylvian "Manafon"

 デヴィッド・シルヴィアンの大傑作 "blemish" 以来6年振りのソロ作 "Manafon" を聴く。
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 今日は TOWER RECORDS で新譜をチェックしてきた。しかし、ネットも雑誌もほとんど読まなくなっているので、最近の好盤や話題盤が何なのかさっぱり分からない。カンを頼りに散策するも相変わらず欲しい作品が見当たらない。そんな中、視界に入ってきて飛びついたのがこの作品。
 "blemish" の良さはいくら言葉で説明してもその凄さが伝わりにくい作品なのではないかと思う。それでもあえて語れば、極めて内省的でエモーショナルな歌と研ぎすまされたミニマルな音とが、スリーブの雪景色を連想させるようなひんやりした質感を持っているのにも関わらず、聴き込むほどに心が温まるという、ある意味で恐ろしい次元に達した作品なのではないかと思う。なので、毎年冬が近づくと、Ab und Zu の "Spark of Life" とこの "blemish" がヘビーローテーションとなる。今年は "Manafon" もじっくり聴き込む楽しみができた。



 "blemish" については私的な痛恨事がある。このアルバムを含めた7枚のクロスレビューをミュージックマガジンから依頼されたものの、海外出張の直前だった直後だったかしたために時間がなくお断りした。このときのラインナップは "blemish" に加えて、半野喜弘 "Lido"、Tony Allen の "Home Cooking" と、自信をもって満点をつけられるアルバムが3枚も揃った奇跡的な号だった。これを逃した自分は音楽の語り手にはなれないのだなと観念した記憶がある。



 "Manafon" で気になるのは参加ミュージシャンが多いこと。連なる名前を読んで、アルゼンチン音響派の諸作にも通じる超越した即興性を期待するものの、その「多さ」という先入観が邪魔して、"blemish" の方が(ずっと)上かなと感じる(しかし、こうした比較の意味のなさにも思いいたる)。

 ここまでは2回聴いての雑感。7曲目はまるで Joni Mitchell のようなメロディーだな。



 自分が "blemish" にこの上なく惹かれたのは、そこに「パーソナル性」とのある種の等質性や共鳴性を感じたからなのかも知れない。

 そろそろ答えを書くべき時期なのかも知れないと思いつつも、その暇がないのだが、、、最近自分の頭を支配しているのは、ワールド・ミュージックの「ローカル性」(すなわち「ローカル・ミュージック」)と「コミュニティー性」のこと。これは縁あって、世界中で音楽が奏でられる現場(フェスも含めて)に立ち会えたことがもたらしたもので、そのことが若い頃に自分が持っていた「レコード中心主義」「レコード絶対主義」を自己反省させることにも繋がった。そしてさらに思考を突き詰めて行った先に、「パーソナル性」が浮かんできた。世界のあちらこちらで出会い録音してきたパーソナルな音の数々を思い浮かべると、今さらながらにそれが「良い音楽」かどうかといった他者からの価値判断を無意味にする重さが身に迫ってきて、頭の中に蘇るその音にただただ感動するばかりなのだ。

 デヴィッド・シルヴィアンの近年の音楽にはそうした「パーソナル性」に通じるものがあるように思える(と書くのには無理があるかな? 「内省的=パーソナル」とは即座にはならないことも説明しなくていけないのだろうが、、、。今日もかなり呑んで書いているので、同感しない方はスルーして下さい)。



 そして、思考をさらに進めていって今辿りついているひとつの到達点は、「脱音楽」的な考え方。現代人はもっと耳を(そして目を)自由に解き放った方が良いと思う。

 (…今夜はここまで。)

##

 Tinariwen の新作は前作よりも良いと思った。それは、彼らの「コミュニティー性」や「パーソナル性」が等身大に表現されているから。そのことは、付属の DVD を観ると伝わってくる。今作は地元で録音されたもののようなのだが、砂漠の中で演奏する彼らの姿を観て、やはり音楽にはそれが奏でられるに似つかわしい場があることを感じた。
 実は彼らがワールドミュージックのスーパーグループ的に語られることには、日頃からどこか違和感を覚えていた。リーダーのイブライムがマラリアだと仮病を使って日本公演をキャンセルした(このことは関係者だけの間の口外してはいけない秘密だと思っていたのだけれど、どうやらそうではないことを最近知った)らしいのだが、もしそれが事実ならば、イブライムたちが、オーバープロデュースされることよりも、等身大な音楽を表現することの方を望んでいることの現われのような気がする。これは全くのカンなのだが。

("Aman Iman" のハードエッジなサウンドは素晴らしかった。しかし、イブライムの書いた詞との齟齬が残っているような気がして、未だにアルバムに対する評価は下していない。『ラティーナ』から頼まれて原稿を書いてから一度も聴いていないのではないだろうか。)

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 Oai Star の新作。Game Boy の音源をベーシックトラックに使ったピコピコした曲だけが14トラック続く(正直、耳障り)。Lux B を喪った Gari の歌もひたすら薄い。残念ならが、この音楽を聴きたいと思う人は日本にはいないように思う。Blondie の 'Call Me' っぽい曲はそこそこカッコよくてライブでも受けそうなのだけれど、このアルバムには無理を感じる。

 Moussu T の Arlee Leonard との共演には意味が感じられないし、Lo Cor de la Plana と Renata Rosa とのプロジェクトもどうやらうまくいかなかったようだ(台湾公演からは彼女の名前が消えている)。マルセイユ勢は揃って苦戦しているようにも映るのだが、個人的にはかなり期待できる驚くべき新たなプロジェクトの話も伝わってきていて、こちらには期待したい。
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# by desertjazz | 2009-09-30 23:00

From Marseille

 今日1日で、、、。

1)Sam Karpienia からのメッセージが届く。再び会って話をきけることになった。

2)Fiesta des Suds の事務局から10月8日にマルセイユで開催されるプレス・カンファレンス CONFERENCE DE PRESSE の案内が到着。

3)Tatou のオフィスからは次のコンサートの案内メールが送られて来る。
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4)ワイスター Oai Star の新作 "Manifesta" がフランスから郵送されてくる(對馬さん、いつもありがとうございます!)。
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 やはり来月もマルセイユに行きたくなってしまった。



 オクシタニア/マルセイユの音楽になぜこれほど惹かれるのか考え続けて、最近またひとつその理由が分かりかけて来た。
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# by desertjazz | 2009-09-29 20:17

Michael Baird

 1ヶ月ほど前に SWP のマイケル・ベアードから連絡があった。その一部をご紹介。

 マイケルはヒュー・トレイシーのリイシューですっかり名を知られるようになったが、彼の本業はジャズ・ドラマー。そうしたプレイヤーとして彼が演奏した新作が完成し、送られて来た。タイトルは "Twenty Years After"。piano/synthesizer の Arend Nijenhuis と drumkit/percussion の Michael Baird の2人だけによるフリーインプロビゼーションが収録されている(録音は 1988年と2009年で、それがアルバムタイトルの由来になっている)。一度聴いた印象では、個人的にはピアニストの方に全く資質を感じなかったのだが、マイケルの諸作は HMV などでは絶賛して売られ続けているので、この作品はどういった捉えられ方をするのか、ちょっとばかり興味がある。
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 ・ "Twenty Years After"

 SWP からのリリース予定はまだまだあって、ワールド/アフリカのファンにとって興味があるだろうものは、"The Kankobela of the Batonga Vol.1"、"The Kankobela of the Batonga Vol. 2" の2枚。彼がこのところ継続しているザンビアでのフィールド・レコーディングの続編で、親指ピアノに焦点を当てた内容らしい。どちらもマスタリングまで完了しているので、近日中にアオラ・コーポレションから日本発売されるのだと思う。



 ザンビアの人々の音楽には以前から興味があるし、ザンビア西部の自然公園も外国人がなかなか訪れることの出来ない秘境として知られている(特に動物好きには)。なので、いつかマイケルと一緒にザンビアに行きたいと願っているのが、実現させるまでには至っていない。ザンビアには半日しか滞在したことがないので、じっくり再訪することができれば、充実した旅ができそうだ。
 より実現性の高いアイディアとして思案し続けているのは、ベルギー&オランダ行きの方。昔ブリュッセルに数日泊まって、この街がすっかり気に入ってしまった。料理は美味いし、ブリュッセルの「歴史から置いて行かれたような」寂れた佇まいに魅力を感じた。どこを散歩しても心地よい街だったことを憶えている。また、アントワープには昔から憧れている博物館があって、ここには是非とも行きたい。マイケルのところに泊まって、あちこち訪ね歩けたらなぁ、、、と呟いているうちは絶対実現しないのだろうな。
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# by desertjazz | 2009-09-23 23:00

DJ
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