2010年 03月 07日
週末旅行 VII:与 論







沖縄には過去3度行ったことがあるが(全て取材仕事だったためリゾート経験はなし)、与論は初めて。とにかく海が奇麗であり、会う人たちは誰もが穏やかで、そして余計な音がほとんど聞こえてこないものだから、すっかりくつろげた。
実は出発直前まで天気予報は4日とも雨で、悪天候を覚悟していった。ここ数年、国内/海外旅行とも結果的に嵐を追っていくような旅ばかりが続いていたため、「また今回もか」と出かける前から諦め気分。しかし、滞在した4日間とも、やや雲は多かったものの、まずまずの好天で、これは幸運だった。空が青くないと、折角の海の青さが深まらない。暑くなる奇跡を願って、一応シュノーケリングの道具も持っていったが、さすがにまだ水は冷たかった。
それでも、島の随所にあるビーチはそれぞれに個性があって、散策したり佇んだりしていて、全然飽きなかった。遠浅なので、潮の音がずっと遠くからしか聞こえてこない。そのため、想像しなかったほど静かで、のんびりするには最高だった。観光地だとは信じがたいほどに人がまばらで、ほとんど島を借り切っているような気分さえ。まるで無人島で、自分はロビンソン・クルーソーか?
与論滞在のハイライトになったのは、百合ヶ浜。時々干潮の時に、島の東1kmほどのところの海の底がせり上がって砂の島が現れる。百合ヶ浜のことも知らずに与論に行くことにしたのだけれど、たまたま百合ヶ浜が出現する時期と一致した。見られない時期の方がずっと長いので、これもラッキーだったことのひとつ。面倒臭いので星の砂は探さなかったけれど。


西向きの窓はとても広く、日中はベランダに出てワインを飲みながら(わざわざ2本も持っていった)読書したり、景色を眺めながら静けさを楽しんだり、、、。
こうした小旅行の目的のひとつは「音」を楽しむこと。与論でももう少し濃密な音を楽しめるかも知れないと思ったのだけれど、ここでは反対に「余計な音がない」空間の魅力を存分に味わえた。






どこの食事も若干甘め/塩辛めの味付けだったものの、美味しくいただけた。また、どこでもその量の多さにも驚かされた。


最後に笑ったのは帰りの便のチェックイン時。カウンターで「本日のご搭乗はお客様のみです」とのこと。明日は島最大のイベントであるマラソン大会があるため、今日は飛行機も船も大増便して大量の客を島に運んでいる。これらの便、大会が終わるまで島に留まっている訳にもいかず、ほとんど客を乗せずに帰っていく。たまたまそんな日に島を離れる日程にしていた。マラソン大会があることすら知らずに与論旅行を決めたからなのだけれど、周りの人たちからみたら不思議な客人と映ったことだろう。
今回は直前申し込みだったものの何とかツアーが成立。こうしたツアー形式での手配は初めてだったので、航空券とホテルをバラバラで予約するよりもぐっと安く(朝食等も込みで約55000円)なることを、遅ればせながら知る。これでもマイレージはつくし、当日の class J へのアップも問題なくできたので、この方法はまた利用してみたい。
(与論で撮った写真には原因不明のノイズが載っているが、ごく小さなものなのでお許しを。面倒なので、色補正も傾き補正もほとんどやっていません。)
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※ comment 頂いたけれど、都合により消しました。送ってくれたのは、多分Kさんかな? ごめんね!
(スパム、単なる宣伝、意味不明、嫌がらせ、それに私信の方が望ましいと判断したものは、気がついた範囲で消しています。悪しからず。)
2010年 03月 06日
週末旅行 VII

聞こえてくるのは、時折なびく風の音と、快活な鳥の声と、朝夕の虫の音と、遠くからの潮の響き。余計な音がないことの何とも言えない心地よさ。ただただネコのように微睡む幸せ、、、。
(続く)
2010年 03月 02日
Readings : 2月の読書

2月中に読了したのは7冊だけと、案外少なかった。毎週のように小旅行したり時間ができれば街歩きしたりしたせいもあるし、予想した通りル・クレジオの『大洪水』には苦戦したからということもある。それより、読み始めたものの途中で進まなくなってしまっている本が多すぎる。"FELA Kalakuta Notes" は現在半分くらいのところ。
オルハン・パムクの『白い城』は、内容的にも訳文としても彼の訳書の中で一番読みやすいと思う。最終章での一気の展開や示唆するものの深さに、小説の持つ大きな魅力を感じる。個人的にも『イスタンブール』の次に好きかな。
原雅明の『音楽から解き放たれるために ──21世紀のサウンド・リサイクル 』は、音楽について語ること、音楽の需要のしかたなどについて、いろいろ考えさせられる本。個人的には疎い音楽がたくさん紹介されて、その分気になる作品をネットを使って探し始めている。
といった読書メモや感想めいたことは、Twitter の方が書き込みやすく、取りあえずのメモはそちらに残しているが、それだけで済ましてしまいそうにも思う。
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さて、今日はこれからまた書店に行ってきます。
2010年 03月 01日
Walking in a rain... in Osaka

今日は大阪、心斎橋筋(心斎橋〜難波)〜黒門市場界隈をじっくり探索。目的は食材、ワイン、日用品などの買い出し。時折小雨降る中、休憩なしで6時間以上歩き回って、どこにどういった食材が売られているか、自分の好みのワインはどこが安いかがある程度掴めてきた。
ワインはほとんど毎日飲んでいるので、その分もっぱら安い(リーズナブルな)品ばかり買っている。よく使う店は恵比寿のPARTY。これは、スペインの GAGO、アルゼンチンの PASSO DOBLE などなど、気に入っているものが多いからだ。数店回ってもそうした飲み親しんだワインはなかったのだけれど、その代わりにちょっと気になるボトルを発見。ラベルに南仏 Oc(オクシタニア)の紋章が使われているではないか。今春はマルセイユに行けないので、その慰みがわりに買ってみることにした。1本700円と投げ売りプライスだった。デザインが可愛いので写真をアップ。(気がつけば手元にはボトルが50本ほど。少々買い込み過ぎか?)


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(追記 19:50)
オック・ワイン、早速空けてみた。やっぱり値段通りの味かな。
酒(ワインや日本酒)の通販サイト、しばらく前に探し始めたのだけれど、適当なショップが見つからないでいる。どなたか詳しい方、お薦めのところについてご教示願えませんでしょうか。