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 セネガルのオルケストル・バオバブの新しいコンピレーション "La Belle Epoque" の収録曲を聴きながら、自分の作ったディスコグラフィー(→http://www.fbdj.net)を参照しつつ、それらのオリジナル音源(アルバム)について軽く調べてみた。

(Disc 1)
(1) Ndaga - BRLP 003
(2) El Vagabonde - BAO 002
(3) Kanoute - BAO 002
(4) Papa Ndiaye - BRLP 001
(5) Jaaraf - BRLP 004
(6) Baobab Gouye Gui - BRLP 001
(7) Geeja Ngala Riir - BRLP 003
(8) Samaxol Fatou Diop - BAO 001
(9) Seeri Koko - BRLP 004
(10) Bailla Mi Gente - C3809
(11) Mbeuguel - MSC LP 001
(12) El Nuevo Amor - BAO 002
(13) Bes Bo Amee - BRLP 004
(14) Wango - BRLP 005
(15) Yen Saay - M 5000

(Disc 2)
以前書いた通り、ASL 7001、ASL 7002、ASL 7004 の3枚からの全14曲。

 ディスク1は70年代の多くのアルバムからセレクトされているのだが、その分だけ未CD化音源が残ったままな訳でもある。しかし、自分が所有する音源よりも良い音質で聴ける曲もあるので、そのことは嬉しい。

(バオバブのレコードはセネガルで大量に、恐らく100枚以上、発掘してきて、全部を持ち帰ることはしなかったものの、それでも各タイトルとも3枚程度ずつ手元に残している。それらの中にはシールド盤もある程度含まれているのだが、それら以外の盤の音質は理想的なものではない。かといって、オークションなどでよりコンディションの優れたレコードを探す必要まで感じていなかった。なので、今回こうしてノイズの少ない録音を手軽に聴けるようになったことは歓迎したい。)

 個人的な関心事として注目すべきは、トラック10。このライブ録音、ディスコグラフィーから判断する限り、持っていないカセット音源からのリイシューのようだ。しかし、聴いたことのある録音のようにも思える、、、。

 "La Belle Epoque" のジャケットは、"SIBOU ODIA (MARATHON) CA VA CHAUFFER. / BAOBAB-GOUYE-GUY" (1981年) のジャケットのイラストをカラー着色したもの。このLPは Syllart Productions からリリースされた作品で、同一デザインのポスターが同封されていた。

(Syllart のシラ氏にとって、これがバオバブを手がけた最初だったのではないだろうか。先日パリで Syllart Productions を訪ねた際、数多いリイシューCDは「シラのコレクション音源を使って制作している。シラは昔からコレクターでもあったんだ」とスタッフが答えてくれた。「それらのレコード、売ってくれない?」と尋ねてみたら、笑ってくれた。ジョークが通じて一安心。)

 ダカールを丹念に探し歩くと、このレコードもシールド状態で見つけることができるのだけれど、恐らくバオバブのメンバーは持っていないことだろう。そう思って、一昨年パリまで彼らに会いに行った際、このジャケットも含めて彼らの姿をとらえた古いレコードのジャケットをカラーコピーしてメンバー全員に渡したのだった。考えていた通り、皆とても喜んでくれ、大切そうにカバンの中にしまってくれた様子が忘れられない。今度は全作品をCD-Rにしてプレゼントしたいと思ったのだけれど、そうした時間が取れないでいる。

 復帰後のバオバブも素晴らしいけれど、70年代のバオバブのサウンドもアフリカの中で傑出している。こんな音楽と出会えたのは幸せだとつくづく思う。

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 フランスである程度の情報収集ができたので、情報提供して下さった方々への義務感から一時的にブログを再開してみた。けれども、帰国早々に音楽をあまり聴かない生活に逆戻りしてしまったこともあって、やっぱり音楽について何か書くことは正直億劫です。大好きと公言して止まないバオバブのこのCDですら、今ようやく聴き始めた状態なので、、、。

 彼らのディスコグラフィーも更新しないままになっている。アフリカ音楽への関心がこれだけ薄れてしまうと、そうした作業も億劫です。
# by desertjazz | 2009-04-21 22:22

run & wine

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 今年もトレーニングウエアを新調。今シーズンはこの色で駆け回ろう。(写真ではよく分からないが、下は黒+紺。)
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 赤とスパークリングのストックがかなり減ってきたので、安くて評判の良いものを買って帰る。
# by desertjazz | 2009-04-21 21:09

Sea Paradise

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 休みをとって久しぶりに海の生き物たちを眺めて来た。

 もう何年も海に潜っていないなぁ。スクーバ・ダイビングしているときの、まるで空に浮かんでいるようなあの心地よい浮遊感と、魚たちの彩りの美しさ。正にパラダイス!

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 ここにも、、、。
# by desertjazz | 2009-04-20 23:10

Marseille

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 4度目(5度目だったか?)のマルセイユ滞在に出掛けてからそろそろ1ヶ月。早いな。
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# by desertjazz | 2009-04-18 00:26

memo

・便利な ライナー抄訳

・Tony Allen が Worldcircuit と契約し、新作を準備中(全く知らなかった。それだけ自分が音楽から離れてしまっている証拠)。

・Chiwoniso の来日情報はまだオフレコだと思っていたが、すでに公式発表されていた。サカキマンゴーさんも演奏するので、今年こそは富山のスキヤキに行けるといいのだが。

・仏 Angouleme の Musique Metisses、イギリスの Womad、いずれも今年もパス。観たいミュージシャンがあまりいない。

・Ignatus の新作 "Je Remercie Le Hasard Qui" は、私がフランスを離れた直後にリリースされた模様。まあ、これもネット・オーダーするか。(と思って調べたら、まだリリースされていなかった。)

・Idan Raichel がインタビューで教えてくれた「ナンノ・ナンノ」の原曲、エチオピア音楽シリーズのCDに収録されている(このCD、フランスでは6枚組ボックスもあり)。

・その Idan、新作は何度聴いても面白くない。平凡な音楽になってしまっていて、ファーストとセカンドにあったマジックが感じられない。

・Khaled の新作、Ojos de Brujo の新作がなかなかイイ。Caetano の新作の1曲目も切れている。

・最近、映画の試写会への誘いが続いているのだが、全然行けない。誰が案内を送って下さっているのか不明なものも。

 オマケ

・私が制作に参加した作品が2本、この夏〜秋に劇場公開予定。うち1本は近日中に自らサラウンド・ファイナルミックスする計画。
# by desertjazz | 2009-04-18 00:20

DJ

by desertjazz