大好きな Orchestra Baobab の70年代の録音がまとめてリイシューされた。

 "Orchestra Baobab / La Belle Epoque" (Syllart Productions 000361)

 パリでは4月1日から店頭に並んだので、しばらくしたら日本にも入ってくるのかも知れない。
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 CD2枚に1971〜77年の録音を29トラック収録。短いライナーよると1枚目は彼らがベースとしていた Baobab club で71年にライブ・レコーディングされたもの。曲目を見る限り、70年代に発表されたアルバム群からのもののよう。2枚目は不首尾に終わった77年のフランス遠征中の録音で、LP2枚+12インチ1枚の全14曲をまるごと復刻したもののようだ。
 CDには未発表録音を含むように書かれているが、パリの事務所で尋ねたところによると「初CD化」という意味らしい。果たしてそうなのかオリジナル盤と聴き比べをして、愛聴してきた70年代録音の全曲解説でもしてみたいところなのだが、このCDを聴く時間すらない有様。なので、サイト http://www.fbdj.net 内にある数年前に作成したディスコグラフィーの曲目と比較して、ご参考を。

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 フランスで買ってきたCDをさっぱり聴き進められず、DVDに至っては一体いつになったら観られるのか分からない状態。なのに、今日は Tower Records であれこれ買い込んでしまった。だけれど、ブログへのアクセスが落ちないので、フランスでの入手盤紹介や簡単な旅行記くらいは少しずつでもアップした方がいいのだろうか?
# by desertjazz | 2009-04-07 01:07

In Paris

 1年半振りのパリ。開業からまだ間もないのホテルに宿泊。全てが真っ白&ピカピカで、従業員たちも生き生きしていて気持ちよい。ネット上での高評価の通りだった。昼間は散歩を楽しみ、夜はライブ三昧。ほとんどカメラも持ち歩かずに、ただただシンプルにパリの春と新鮮な音楽とを堪能した。
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 観たライブは 17 Hippies, Amadou & Mariam など。どこに行ってもビールばかり飲んで気持ちよくなっていた。

 また、音楽留学中のマエストロ・ジャンゴ・Hさんのお宅にお邪魔して、またビールをごちそうになったり、周辺のバルベスの穴場を案内してもらったりも。その途中、Syllart Production / Africando の事務所に寄って、パリ滞在中に発売になった Orchestra Baobab の2枚組コンピレーションのことを中心にあれこれ質問してくることもできた。
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 パリでは4月以降も是非観たいと思うライブが目白押しなのだが、その中で興味を持ったのは Youssou N'Dour で、4月18日には前座として Mokobe (!!) が登場する。ちなみに翌日には同じステージに Salif Keita が立つ(新作発表ライブになる見込み)。
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 さて今回の収穫ブツのうち、日本では手に入らないだろうものを中心に並べると大体こんなところ。全体状況としてはいずれのジャンルとも低調な印象であり、またもう自宅にモノは増やしたくないので、なるべく買わないようした(マグレブもののCDやアフリカのDVDは5ユーロで買えるのだが、これらも大半を買い控えた)のだが、それでも結構な量になった。EMI 音源による『フランスにおけるマグレブ歌謡の巨人たち 1937-1970』(3枚組)や KUDURO の3枚組(2CD+DVD)はまだ日本に入っていないはず。Lounes Matoub の3枚組、Egypt 80 や Seun Kuti らによる Fela Kuti トリビュート・コンサート "Fela All Stars Tribute Concert 2005 : Live in Lagos"(VCD)、Youssou N'Dour のスワヒリ版(スワヒリ語で歌っている?)などはかなり珍しいかも知れない。他にもレッガーダやシャービのDVD、アフリカもののカセット、様々なプロダクションからもらったサンプル盤などがどっさり。
 これらをようやく聴き始め/観始めた。早速聴いた Toko Blaze の新作と Kamel el Harrachi の新作の素晴らしさに今ちょっと興奮しているところだ。現時点ではサンプルを聴いているだけなのだが、それでも大推薦!します。レッガーダやアラブの古典作の中にも良いものがありそうなので、これら何かの機会に追々紹介することにしよう。
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 旅行記をまとめておいたりなどしたいのだけれど、しばらくは時間がとれそうにない。ブログの本格復活もやはり当分は無理だろうか。
# by desertjazz | 2009-04-05 16:21

 Dupain の Sam Karpienia も Oai Star も復活していた。嬉しくなってこのブログも一晩だけ復活???

 3日前からフランスに来ている。ここ半年ばかりの間ほとんど音楽を聴かなくなっていたのだが、久しぶりにまとめて音楽を聴いてみるのも悪くないかなと思い、南国行きの計画を変更してやってきた。ライブ三昧の毎日を楽しみ、音楽関係者たちとの出会いと再会を重ね、そしてレッガーダ/スタイフィー/ライ/シャービなどのCDとDVDを買い漁っている。

 そうした中で掴んだ情報のうちの主だったものに関する覚え書きなど(しばらく情報収集していなかったせいで、知らなかったことばかり)。

(1) Moussu T e Lei Jovents

 アメリカの女性ジャズシンガーを迎えての新プロジェクトが進行中。リリース計画などについても聞いてきたがシークレットにしておく。
 ライブは相変わらずの大盛況で、とにかく楽しい。アルバムではほんわかと暖かい雰囲気だった曲も、オーディエンスの前では熱いサウンドに生まれ変わり、場内大熱狂。3年前に観たライブとは演奏曲が若干入れ替わっただけで、基本構成は変わっていないものの、盛り上げ方、楽しませ方がとにかく上手い。だから、もっと聴きたくなるし、そしてまたフランスに来たくなる。
 バックステージでのひとときも楽しいことばかり。いずれのエピソードも一生の思い出になりそうだ。バンドのカラーに合わせて青色の手ぬぐいを日本土産にメンバーたちにプレゼントしたら、出番にはそれを身にまとって演奏してくれた。心優しい男たち。
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(2) Oai Star

 Lux B が亡くなりバンドの存亡が危ぶまれたのだが、Gari を中心に活動再開した模様。5月1日にはマルセイユでライブも組まれている。このステージ、何と Massilia Sound System, Moussu T, Oai Star, Papet J. の4バンドがそろい踏みになる。
 新作は今年9月にリリース予定で、タイトルは "Dans Les Bacs"。ジャケットのデザインが so cute !
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(3) Blu

 残念ながらギタリストの Blu は Oai Star の活動から離れ、バンドには代わりのギタリストが補充された。「(Massilia と Moussu T と Oai Star の3つを)掛け持ちするのは大変」というのはマネージャーの弁。Blu 本人に「最近は絵を描いていないの?」と尋ねると、「時間がなくて」との答え。
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(4) Sam Karpienia

 Dupain は2007年をもって活動終了し、Samuel は新たなトリオ編成のバンドでの活動を始めている。サンプルとライブ演奏を聴いた印象は「強烈なロックンロール」。メロディーや節回しといった面はもろに Samuel / Dupain らしいものなのだが、これが爆音ロックで演じられたのは正直意外。実際音もデカかったし。一瞬 Paul Weller のステージを観ているのかと思ったほど。ここ数年間で観たライブの中で、間違いなくベストのうちのひとつ! これを観られただけでフランスに来た価値があった。だけど、また観たい!
 会ってインタビューさせてもらう件、話が通っていたものの、結局こちら側の都合がつかなかった。残念。
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(5) Toko Blaze

 現在新作 "Urban Griot" を制作中。現時点でのCD-Rをもらう。6月にリリースし、ライブも行う予定。「来て!」と言われたけれど、無理だろうなぁ。

(6) JKK

 Jagdish & Kreol Konexyon も活動を続けていた。3月20日に新作をリリース。しかし、彼らのCDを街中で見たことがない。なぜだ?

(7) Zong

 3作目 "Fonker Espress" を3月30日にリリース予定。祖国レユニオンでは2月に発売済み。何と2枚組で130ページのブックレット付き。
 マルセイユのマネージメントとは直接会って話ができ、4月1日のライブではメンバーと会ってくる予定。
 5月にはマルセイユで Watcha Clan との競演ライブを行う。
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(8) Kamel el Harrachi

 Dahmane el Harrachi の息子 Kamel が素晴らしい。一気に好きになった。超ハンサムだし、実際言葉を交わしてますます好感を持った。とにかく歌声と笑顔が美しい。
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 4月24日リリース予定(とマネージメントは言っていたが、資料では25日となっている)のアルバムは父へのトリビュートといった内容になり、全10曲中8曲が父の曲で、残りの2曲が新曲。
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(9) Amazigh

 女性をとろけさせる笑顔の魅力で負けていないのは Amazigh。Gnawa Diffusion を率いていた彼が10月にソロ・アルバムをリリースする(春のリリース予定が延期になったようだ)。プロダクション関係者は「また日本に呼んで下さい」とのこと。

(10) Houra Aichi

 これまで観た中では Houra Aichi & L'hijaz'car もとても良かった。彼女の生声をあのアンサンブルを従えて聴けたのは正に幸運。前半は淡々と歌っていたのが、次第にリズミカルな方向に。それに伴って彼女の動きも膨らみ、サウンドもノリを高めていく。そういった観点ではステージングも成功していた。アコースティック・アンサンブルをたっぷり楽しんだが、CDで聴けたアルジェリアン・コーラスだけは音源再生によるものだった。
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(11) Souad Massi

 今年9月(見込み)に4作目をリリースする計画。

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 その他、期待以上だったライブがいくつかあり、アフリカ関連の新譜情報も掴めた。

 準備らしい準備もせずに飛んできた分だけ、全てが思い通りに行っている訳ではない。今回の最大の目的は「のんびりすること」なので、スケジュールを詰め込まないようにもしている(ので、誘われたミーティングなどもパスしてばかり。会う予定/約束だった何人かの人たちにも失礼してしまった)。それでも、これだけ音楽を堪能できているのだから満足だ。何より、こんな異国の音楽ファンを誰もが歓待してくれることに感謝!

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 30日にラ・シオタの Manivette Records とマルセイユの MicMac を訪ねてきた。そこで得た情報を追記。(3/30)

(12) Louis Pastorelli

 ニースの Nux Vomica の創設メンバー Louis Pastorelli がソロ作 "Gigi de Nissa" を制作中。Moussu T との共演曲も含まれる。リリースは今秋あたりになりそう。Nux Vomica の活動も継続中。
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(13) MicMac

 もう2年もウェブサイトが更新されていないので、もしかしたらすでに閉鎖してしまったのかと思いながらも訪ねてみたら、きちんと運営されていた。しかし、ここ2年間でリリースしたCDは Original' Occitana と今月20日に発売になった Jagdish の2枚のみだとのこと。
 インド洋出身者の混成チームという性格から、ちょっと風変わりなミクスチャー・ミュージックを演奏するその Jagdish & Kreol Konexyon のセカンド作もここで入手。MicMac のCDは、やはりここでしか手に入らないとのこと。
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(14) D'aqui Dub

 活動終了。

(15) Fred Zerbino

 ばったり会った Moussu T のドラマーの Fred が「お茶しよう」と誘ってくれたので、ビールをごちそうになりながらいろいろ質問させてもらった。Moussu T のことも含めて面白い話をたくさん聞けたので、これらは何かの機会に。ヘビメタと MAGMA とジャズが好きだというのは意外だったな?
 Fred は今週パリでライブをやるとのこと。彼もいろいろなセッションを重ねている様子。早速誘われたので、もしかしたらパリでもう一度会えるかも知れない。

 マルセイユでの4日半は瞬く間に終了。楽しい話をたくさんし、美味しいものをたっぷり食べ、数々の幸運にも恵まれた毎日だった。バリ Bali とパリ Paris は、戻ってくる度にホッとした落ち着いた気分になるのだが、マルセイユもそれと似た感覚になってきた。近いうちにまた来られるといいな、、、。

 明日からパリです。
# by desertjazz | 2009-03-29 18:00

このブログはひとまず終了いたします。
これまでありがとうございました。

D
# by desertjazz | 2009-03-01 17:00

賀 春

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 謹賀新年。
 どうか良い年になりますように。
 今年もよろしくお願いいたします。

 D
# by desertjazz | 2009-01-01 00:00

DJ

by desertjazz